スタッフブログ
BLOG停電時に家庭用蓄電池を使うときの注意点は?山口県で蓄電池を扱うNOSCOライフネットサービスが解説!
家庭用蓄電池を導入することで、太陽光発電システムで作った電気を効率的に活用することができます。また、災害などによる停電時でも電気が使えるというのも蓄電池のメリットの一つ。しかし、停電時にためた電気を使う際にはちょっとした注意点もあります。そこで今回は山口県で家庭用蓄電池を扱うNOSCOライフネットサービスが、停電時に蓄電池を使う際のポイントについて解説します。トラブル発生時には焦ってしまうことも多いため、事前にしっかりとポイントをおさえておきましょう。
●停電時に蓄電池の電気を使うには「自立運転モード」への切り替えが必要
災害などによって停電が起こった際に、ためた電気を使うためには「自立運転モード」への切り替えが必要です。自立運転モードへの切り替えは、自動で行われるものと手動で切り替えなければいけないものがあります。自動で切り替えが行われる場合は停電時でも特別な操作は必要ありませんが、手動で行う場合はブレーカーの切り替えやパネルでの操作を行わなければいけません。
夜間に停電が起こってしまうと、移動や操作が難しいという理由から「結局蓄電池が使えなかった……」という事態につながってしまうことも。いざというときでもスムーズに電気が使えるように、切り替え設定を自動にしておくか、日ごろから切り替え方法の確認をしておきましょう。
また、自動切り替え機能がついている蓄電池も、出荷時には「自立運転モードへの切り替えが手動」に設定されているのが一般的です。設置の際に施工業者に操作方法を確認するか、自動切り替えへの設定をお願いしておくと安心です。
●停電時に電気が使えない原因とは?
「蓄電池は自動運転モードになっているにもかかわらず電気が使えない」という場合は、以下のようなポイントをチェックしてみましょう。
▼蓄電池に電気が十分たまっているか
蓄電池はあくまで電気をためておく設備なので、蓄電量が少ない場合は停電時に電気を使うことができません。充電の残量が減少すると運転が停止されるようになっているため、まずは蓄電量をチェックしてみましょう。こうした事態を避けるため、蓄電池の機種によっては停電に備えて一定量の電気を常にためておく機能が搭載されているものもあります。
▼定格容量をオーバーしていないか
蓄電池ごとに定められている定格容量を超えて家電や電気を使っている場合は、エラーが発生し蓄電池が停止していまいます。蓄電池の容量が小さいほど、使用可能な家電や同時に使える家電の数は限られてしまいます。
停電中に蓄電池の運転が止まってしまった場合は、一度使用していた家電のコンセントを抜いてから蓄電池の運転を再開してみましょう。また、蓄電池の導入時にあらかじめ使用できる家電をチェックしておくと安心です。
●蓄電池を導入する際にチェックしておきたいポイントとは?
停電時でもしっかりと電気を使うためには、導入する際にいくつかのポイントをおさえておくことが大切です。
▼蓄電池の容量や出力
「停電時でもたくさんの家電を長時間使いたい」というのであれば、多くの電気をためることができる蓄電池を選んでおく必要があります。反対に、「停電時は必要最低限の家電が使えれば良い」というご家庭では大容量の蓄電池を選ぶメリットはあまりありません。蓄電池は容量が大きいほど値段も高くなる傾向にあるため、使い方に合ったものを選ぶことが大切です。
また、容量と同時におさえておきたいのが蓄電池の出力について。出力は一度に使える電気量を指します。一般的には蓄電池の容量が大きければ、出力も大きく設定されている場合がほとんどです。
▼200Vに対応しているか
蓄電池は200Vに対応している機種とそうでない機種があります。エアコンやIHなどを使用することを想定している場合やオール電化の家庭では、200Vに対応している蓄電池を選ぶようにしましょう。
▼「全負荷型」と「特定負荷型」
蓄電池には、停電時に家全体へ電気の供給が可能な全負荷型と一部にだけ電気を供給する特定負荷型があります。全負荷型は、停電時でも日常と同じように電気の使用が可能です。「停電に万全の備えをしておきたい」「停電が長期化しても安定した生活をしたい」という場合は全負荷型を選ぶと良いでしょう。
全負荷型と特定深型に関するコラムはこちら
https://www.n-lifenet.com/blog/post-266/
●蓄電池を設置して停電時に備えましょう!
蓄電池は停電時の備えとして非常に効果的な設備です。しかし、設置していても使えなければ意味がありません。停電の際は気が動転したり焦ってしまったりすることもあるはず。そんなときでも安心して生活が送れるように、日ごろからしっかりと備えておくようにしましょう!